1991年 大阪にてステンドグラス作家活動を開始。
1994年 NHK大阪ステンドグラス教室アシスタント、1998年 同講師歴任。
2001年 大阪天満工房「ステンドグラス工房ルヴェール」主宰。
2008年 兵庫県淡路島に「淡路ステンドグラス工房」設立。
元 日本ステンドグラス協会 理事、元 兵庫県ステンドグラス工芸士会 理事。
34年以上の制作実績を持ち、サンスター「磨く人」出演などテレビ出演十数本。
兵庫県洲本市五色町鳥飼浦2599-359
〒656-1344
TEL: 079-934-1134
――ステンドグラス工房ルヴェール 主宰 safumi
静かな光が差し込む工房で、私は今日も一枚のガラスと向き合っています。
35年という時間の中で、何百という作品を手がけてきましたが、
ステンドグラスに向き合う気持ちは、今も最初の日と変わりません。
最初に出会ったのは、たった一枚のアンティークのステンドグラスでした。
その時の私は、ガラスがこんなにも感情を持っていることに驚き、
光が差し込んだ瞬間、空間も心もふわりと変わるあの感覚に、言葉を失いました。
その美しさは、ただの装飾を超えて、“癒し”や“祈り”のような静かな力を持っていたのです。
私にとってステンドグラスとは、光と色で心を癒す“ガラスの芸術”。
日常の景色を、ほんの少し美しく、やさしく変えてくれるもの。
だからこそ、誰かの人生にそっと寄り添う、そんな存在を作り続けていきたいと思ったのです。
この仕事の本質は、技術よりも「想い」だと感じています。
どんなに難しい図案でも、お客様の言葉の奥にある「記憶」や「願い」をカタチにすることで、
本当に意味のある一枚が生まれる。
その一瞬を一緒に分かち合えることが、私の誇りであり、喜びです。
ときには、ご家族を亡くされた方が涙を流しながら「このガラスの光に救われました」と
話してくださることもあります。
そのたびに、私はこの道を選んでよかったと心から思うのです。
ステンドグラスは、時代が変わっても決して色あせることのない“光の記憶”。
そして私は、これからも誰かの想いを、静かに、けれど確かに照らす光に変えていきたいと思っています。
本番組は2021年に放送された内容です。
近年の原材料費の高騰や希少なアンティークガラスの入手困難化により、
現在ご案内しておりますオーダーメイド作品の価格は、放送当時の金額とは異なる場合がございます。
当工房では、最高品質の素材と36年以上の職人技術を駆使し、ステンドグラス工芸作品をお届けしております。
誠に恐れ入りますが、作品の美術的価値と品質を守るための適正価格でのご案内でございますので、
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。